自然治癒力を高める生活を

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人が本来持っている健康的な体を取り戻す

どんなに高価な薬や、医療を施しても、人間が自然の一部であることは変わりません。その時に大事になるのが、食事、睡眠、運動など、基本的な生活です。
また、基本的な生活を見直すことで、病気を予防できるという考え方を私たちは持っています。

医食同源(いしょくどうげん)

健康的な体を作る最も大事な要素は、健康的な食習慣です。食事と医療は切っても切り離せない関係にあります。薬などの対症療法で一時的に病気を治そうとしても、それは根本的な健康には繋がりません。
自然の摂理に沿った正しい食べ方こそが健康でいる秘訣です。

捨てている部分にこそ栄養がある

Whole Food(ホールフード)とも呼ばれる一物全体(いちもつぜんたい)という考え方は、食べ物の全部を丸ごと食べることが最も栄養バランスに優れていることを意味します。
例えば、多くの人が毎日食べるであろう白米は、お米が持つ栄養素のほとんどを含む「糠(ぬか)」を取り除いた状態で、栄養はほぼ糖質くらいしか残っていません。

玄米の状態で摂取できる「糠」は、「米」に健康の「康」と書くくらい理想的な完全食品です。
炭水化物、粗蛋白、粗脂肪、ビタミンEは5倍、B2は2倍、B6は3.5倍、食物繊維は6倍含みます。糠に含まれるフィチン酸やIP6には免疫力を高めたり、抗ガン作用もあることが明らかにされています。
その他にも、野菜や豆類、小魚なども丸ごと食べられて高い栄養を摂取できます。

旬の物を食べる

人間の体は土地とは切り離せない関係にあります。季節のものを食べることが最も健康にとって良いのです。現代では1年中なんでもスーパーで揃ってしまいますが、旬の時期のものは栄養価も一番高く、夏は体を冷やし、冬は温めるなど、季節に対応した効能があります。

無添加・有機食品をよく噛んで

できるだけ調味料や添加物の入ったものを避けて、無添加・有機食材を使っているものなどを選びましょう。また、1口で30回以上、噛むようにしましょう。噛むほどに唾液が出ます。唾液には8種類の酵素が含まれており、解毒効果をもたらる上、抗ガン剤にもなります。よく噛むことは太りにくくしますし、脳が活性化して認知症予防にもなり良いことづくしです。

日常生活の過ごし方

運動は不可欠な要素

適度な運動は毎日必要です。最低でも1日20分程度のウォーキングほどの運動をしましょう。デスクワークが多い方は、出勤を自転車やウォーキングに変えるところから始めても良いかもしれません。

睡眠をしっかり取れていますか?

1日に最低6時間、できれば7〜8時間は健康のために確保したいところです。
1日24時間のうち、仕事、プライベート、睡眠が8:8:8になるのが理想的です。睡眠時間を1時間削って1時間多く仕事をこなすよりも、1時間多く睡眠をとり頭を活性化させ、2時間の仕事を1時間で終わらせる方が、効率的で健康的なリズムであることは一目瞭然ですね!

実は重要なストレスケア

目に見えにくいですが、内因の一番深くまで関わるのがストレスです。溜め込まないためにも、心と体の休養、リフレッシュを行いましょう。ストレスを溜めてしまってからではなく、溜まる前に発散が必要です。
食べ物を食べて体には栄養が行き渡っていますが、同じように、心にも毎日、栄養を与えることが大切です。趣味や、自分なりに落ち着ける方法を見つけておきましょう。

笑うことは健康になること

笑うことは免疫力をアップさせ、ストレスも緩和し、人間関係もよくしてくれるので、笑顔でいることは健康にとっても大事なのです!

まとめ

あらゆる人が過ごす日常生活から、健康になる方法を紹介してきました。次の記事では、現代社会を取り巻く問題について見ていきます。